こんにちは!コーヒーショップ開業を目指しているオサムです!
コーヒーショップを開業するためには、他のカフェやコーヒーショップを研究することが重要です。
今回は、カフェ巡りをしている中で出会った個性的な店を紹介したいと思います。
個人経営のカフェを研究
僕が普段よく通る道に、小さいカフェがあるんですよ。
入り口側にはガラス窓があるのですが、中は薄暗くてよく見えないので、ちょっと入りづらいな、と思ってたんですね。
で、一度くらい入ってみようか、ということで、奥さんと1歳の息子と3人で入店しました。
普段から(客の入りはよくないな)と感じていたんです。さらにその日はコロナの緊急事態宣言が解除されたばかりで、僕たちの他にお客さんはいませんでした。
「いらっしゃいませ〜」と感じのいい笑顔で迎えてくれたのは、60代くらいの女性。厨房には同い年くらいの男性がいました。
どうやら夫婦で店を営んでいるようでした。
内装に違和感
中に入ってすぐに感じたのは、(店内が薄暗いな)と。裸電球が吊るされているんですが、本数が足りないのか、電力が足りていないのか、純喫茶的な暗さなんですよ。
それでいて内装は木目調のナチュラル系に仕上げてるんですね。
さらにこの店、キッズウェルカムの店でして、子どもの写真や子ども向けの絵本や雑貨が並んでいるんです。
いや、こんなアダルトでムーディーな雰囲気の中、絵本を読むのは気が引けますよ。
あと、客席から見えるところにデパートの袋が置いてあるなど、あちらこちらに生活感を感じさせる物が散りばめられています。
こういうのは個人店ならではの面白さでもありますけどね。
おしぼりが黒い!
テーブル席に着くと、おしぼりが出されるじゃないですか。白くてクルクル巻かれている例のヤツ。女将さんがテーブルに置いたものを見て、ん?と思いました。
おしぼりかと思ったら、濡れた黒いハンカチだったんです。
飲食店って競争が激しいから差別化が大事だって言いますけど、まさかね。試合のゴングが鳴る前にジャブをくらった感じでした。
そして、恐る恐るこの濡れた黒いハンカチを開いた瞬間、、、痛感しましたよ!
おしぼりの色は黒くしちゃダメだってこと。
なんか…白い粉がついてるんですよね。黒に白だから引き立つんですわ。「白ブリーフにション染みついた」みたいに目立っちゃってますからね。
さすがに洗ってはいるんでしょうけど、手を拭かずにそっと戻しましたね。代わりに手ピカジェルで消毒しましたね。
さっき「ゴングが鳴る前にジャブをくらった」と書きましたが訂正します。「ゴングが鳴る前に唾をかけられた」にします。
結局、謎の白い粉はなんだったのかは分かりません。もしかすると洗濯した時の洗剤の残りカスだったのかもしれませんね。いや、そうであって欲しい…
空いてる客席で内職?
実は、店に入った時に女将さんが客席に座っていたんですよ。まあ、他にお客さんはいないからいいのかな、ぐらいに思っていました。
だけど、注文したものを出し終えた後もまた客席に座るんですよ。
この女将さん、「バリアフリー」の意味を履き違えているのかな?と思いましたね。授業中に他のクラスの子が座っているくらいの違和感を感じますよね。
で、(女将さん何しているんだろう)と見てみると、編み物とか手芸みたいなことをしていたんですね。
手芸といっても、まったくお客さんが入ってない店内で見ると、内職にしか見えないわけですよ。
「カフェは空間ビジネス」と言われているのをご存知でしょうか?
本来、カフェって安らぎの場じゃないですか。憩いの場じゃないですか。どんなにオシャレなカフェでコーヒーを飲んでいても、内職している女将が視界に入ってくると作業所の休憩室のようになってしまうんです。
そんなわけで作業所の休憩室には、僕と奥さんと1歳の息子、そして内職女将というシュールなフォーメーションが誕生していました。
グルテンフリーのクッキー
僕はコーヒーを頼んだんですけど、クッキーをサービスで出してくれたんですね。
グルテンフリー(小麦粉を使っていない)らしくて、食べてみると、いかにも体にいいですって感じで、美味しくはなかったんですよ。
健康志向の人にはいいかもしれないけど、僕のような雑食男からすると、味が良ければいいんですよね。まあ今回はコーヒーについてくる「おまけ」なので、ありがたくいただきました。
グルテンフリーもいいけど、標準仕様にしないで欲しいんです。
ラーメン頼んで「体に悪いんで、旨味成分抜いときました!」って勝手にまずくてヘルシーなラーメン出されたら怒りますよね?
まあ今回はコーヒーについてくる「おまけ」なので、ありがたくいただきました。
結局のところ「グルテンはどうしますか?」って選んでもらうのが一番いいでしょうね。で、僕は迷わず「グルテン大盛」ですよ。「グルテンマシマシ」ですよ。
ただ、この店のクッキーを食べただけで「グルテンフリーが美味しくない」と評価してしまうのはグルテンフリーに失礼かもしれないな、と思いました。
というのも、グルテンフリーって、料理が下手な言い訳にされがちですね。
料理を出す時に「この料理はあまり美味しくないかもしれません。グルテンフリーなもんですから。」みたいな。「シェフは悪くありません」的なニュアンスを感じてしまいます。
「何コレおいしい!」「実は…グルテンフリーなんです!」的なサプライズのほうが感動するんじゃないかと思いますね。
最後に
注文したコーヒーは本当においしかったです。スペシャルティコーヒーを使っていて、ちゃんとグラインダーで豆を挽いていましたしね。
今回のカフェは、いい意味でも悪い意味でも、「トガった」店だったので、いろんな意味で勉強になりました!
自分が開く店も「いかにしてトガらせるか」というのは大きな課題になりそうです。
終わりです!
ありがとうございました。