カフェ開業

【カフェ開業】一人で小さなコーヒーショップを営業するための4業態

こんにちは、オサムです。

今回は、コーヒーショップを開業する際の営業業態についてです。

「コーヒーショップを開業したいけど、一人で営業していくにはどういう業態がいいかな?」

という疑問を解決していきます。

個人経営の店でも家族やアルバイトに手伝ってもらうケースは多いです。

しかし、独身だったり人件費を削減したいという理由から、一人営業を選ぶ人もいますよね。

私自身、これからコーヒーショップを開業して一人営業する予定でリサーチしていますので、参考にしていただければと思います。

開業するにあたり、まず最初にすることは、店のコンセプトを決めることです。

どのような業態があるかを理解しておくと、コンセプトをイメージしやすくなることでしょう。

コーヒーショップは大きく4種類に大別できます。

・カフェ(喫茶店)
・コーヒースタンド
・自家焙煎コーヒーショップ
・移動販売(キッチンカー)

それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。

カフェ(喫茶店)

開業の業態としては一番オーソドックスといえるでしょう。

ただし、一人営業であれば、短時間で提供できるフードメニューを考えることが重要です。

また、カフェは居心地のいい雰囲気作りが重要になってくるので、内装費用が大きくなる傾向があります。

店の広さは一人営業の場合だと、スタッフ1人に対して10席が理想的とされていますので、ホールは5〜7坪程度の広さが必要です。

正直、一人で調理からサービスまでこなすのはハードワークなので、相当な体力がないと厳しいのではないでしょうか。

開業資金の目安は500〜600万円程度です。

メリット フードとドリンクの組み合わせで客単価を上げることが可能。

デメリット 一人営業だとオペレーションが多くなり、慣れるのに時間がかかる。

カフェと喫茶店との厳密な差は、営業許可の違い。
カフェ→飲食店営業 アルコール類や調理を伴う食事の提供ができる
喫茶店→喫茶店営業 アルコール類や調理を伴う食事の提供ができない
感覚としては、オシャレで女性客が多いのがカフェ、昭和のレトロな雰囲気を持つ店が喫茶店というイメージが強いですね。

コーヒースタンド

10坪未満の省スペースの店で、立ち飲みやテイクアウトが中心の店。イートンスペースがある店もあります。

スタッフの数は1〜2名の店が多いようです。

家賃や人件費が低く抑えられる分、スペシャルティコーヒーにこだわるなど、ドリンクの質を高くして差別化を図る傾向があります。

フードメニューを焼き菓子だけに絞れば、一人営業がしやすい業態といえますね。

開業費用の目安は300〜400万円程度です。

メリット ・カフェに比べて開業費用が安い。
 ・予約客の管理が不要。

デメリット ドリンクのみでは客単価を上げにくい。

自家焙煎コーヒーショップ

小さな焙煎機で店内用のコーヒーを焙煎する店です。

一人で焙煎から接客、経営までこなすには相当な準備期間が必要でしょう。

初めは小さなコーヒーショップからスタートさせて、軌道に乗ってきたら焙煎機を導入するという店も多いですね。

コーヒーへのこだわりが強く、目指している味が明確であれば、自分で焙煎したくなるのは自然な流れです。

しかし、店のことを一人で全てこなそうとして、経営がおろそかになるようでは、長く続けることはできません。

焙煎職人と経営者を両立させるためには、信頼できるスタッフが必要になってくるでしょう。

また、大型の焙煎機で業務用珈琲豆を卸売する店は、ロースターともいわれます。卸売の売上比率が高くなれば、経営は安定しやすいでしょう。

メリット ・ビーンズショップとしての収益が見込める。
 ・コーヒーの味で独自性が出せる。

デメリット ・焙煎技術の習得に時間がかかる。
・一人営業の場合、経営がおろそかになりやすい。

開業費用の目安は150万円(小型焙煎機導入費用)+カフェorコーヒースタンド開業費用

移動販売(キッチンカー)

小資本で始められて経営コストも抑えられるので、店舗を持つ前に一人で始めるにはちょうどいい業態といえます。

個性的でオシャレなキッチンカーを町中でよく見かけるようになりましたね。

最近は、フランチャイズでもロイヤルティーがかからないことが多いようです。

ただ、運転が苦手な人には辛いかもしれませんね。

開業費用の目安は100〜300万円程度です。

メリット ・固定費の家賃がかからない。
 ・労働時間が自由に決められる。
 ・お客さんがいる場所に移動できる。

デメリット ・売上が天候や場所に左右される。
 ・日々の営業場所の確保と設営撤去作業に時間が取られる。
 ・駐車場代やガソリン代といった維持費がかかる。

最後に

いかがでしたでしょうか。

自分がオープンしたい店のコンセプトをイメージできたでしょうか?

ただ一方で、2020年4月時点では、コロナウィルスの影響で飲食業界は大きな打撃を受けているところです。

これからコーヒーショップを開業するのは大きなリスクを伴います。

私自身、2020年3月に市役所を退職して、1年以内にコーヒーショップの開業を目指していました。

そのため、半年程度コーヒーショップ巡りをしたり、勉強のためにコーヒーショップでのアルバイトや開業セミナーに参加することを予定していたところです。

残念ながら予定が全て白紙になり、ただの無職になってしまいました。

コロナの収束が見えない状況の中、比較的影響の小さい、テイクアウト主体のコーヒースタンドから始めていくことも考えています。

飲食業界にとって暗いニュースが続いていますが、せめてこのブログでは、開業に向けて前向きに発信していきたいと思います。

今回は終わりです。最後までご覧いただき、ありがとうございました!

【カフェ開業】コーヒーショップ開業前に読みたい!おすすめ本6選 こんにちは!オサムです。 僕はコーヒーショップ開業を目指すことを決めてから、何十冊も関連書籍を購入して読み漁ってきました...