公務員

【公務員からの転職】市役所職員の転職活動の始め方

こんにちは、元市役所職員のオサムです!

民間企業では終身雇用の崩壊が現実のものとなっている現在、転職は今や珍しいものではありません。

一方、公務員の離職率は1%程度と、低い状況が続いています。やはり身分保証があり、安定しているからでしょう。

しかし、安定しているからと言って、必ずしも仕事に満足しているというわけではないと思います。

もしも今の仕事に不満があるのなら、転職するかどうかはともかく、まずは一歩踏み出してみることです。

「もしも転職するとしたら」という軽い気持ちで、第二のキャリアを想像してみましょう。

はじめの一歩として「転職サイト」に登録しよう

転職サイトに登録したからと言って転職しなければならない、なんてことはもちろんありません。

転職サイトに登録すると、次のようなメリットが得られます。

  • 自分の市場価値が分かる
  • 視野が広がる
  • 転職が具体的にイメージでき今の仕事に心の余裕が生まれる

市役所で働いていると、役所が「世界の全て」のように視野が狭くなってしまいがちです。

転職サイトの求人を見て「こんな世界もあるんだな」と感じるだけで、可能性が広がっていくでしょう。

いくつか代表的な転職サイトをご紹介していきます。全て無料で利用できるので安心です。

なお、転職サイトはどれか一つに絞るよりも、複数登録するのが主流となっています。

なぜなら、転職サイトは地域や業界によって強みが異なりますので、求人情報は各サイトだけの限定求人が多いからです。

おすすめ転職サイト4選

リクナビNEXT

《公式サイト》https://next.rikunabi.com

業界最大手だけあって、求人数は群を抜いています。

会員数も約916万人ということなので、「転職する人はほぼ全員登録しているんじゃないか」っていうくらいの規模ですね。

どの年代・業界・地域を問わず、登録しておいて間違いはないでしょう。

というのも市役所職員というのは、正直なところ市場価値は低いですので、転職に不利なのは間違いありません。

ですから、公務員からの転職という点において、求人数というのは重要な要素です。

間口は目一杯広げておきましょう。

「求人数が多過ぎて逆に見づらい」という人には、情報を登録しておくと求人の紹介オファーが届く機能がありますので、活用してみてください。

doda(デューダ)

《公式サイト》https://doda.jp

業界第2位ということで、求人数は申し分ないです。

リクナビNEXTと併せて登録しておけば、ほとんどの求人をカバーできるでしょう。

dodaの特徴は、転職サイトでありながらも転職エージェント機能があるので、別々に登録する手間が省けるのが便利ですね。

また、匿名で登録できるスカウトサービスもぜひとも利用したいところ。

匿名であっても、非公開求人からのスカウトを受けることが可能です。

マイナビ転職

《公式サイト》https://tenshoku.mynavi.jp

20代〜30代前半の社会人からの支持が厚いサイト。求人はベンチャー企業や中小企業が多めです。

他の転職サイトに比べると、地方に支社があるので地方の求人に強みがあり、他社に掲載されていない求人情報が多数あります。

また、初めての転職でも、履歴書の添削サービスや面接アドバイスが無料で1回受けられる「転職マイコーチ」の機能が便利です。

市役所に入庁して経歴の浅い若手職員なら、ぜひ登録しておくといいでしょう。

キャリトレ

《公式サイト》https://www.careertrek.com

20代向けの求人に特化した転職サイト。

スマホに最適化されたサイト設計で、ちょっとしたスキマ時間にもスマホで転職活動がしやすくなっています。

また、他の転職サイトと比べて登録作業がカンタンにできるので、気軽に始められるのも嬉しいポイントですね。

ちなみに系列サイトの「ビズリーチ」は、ハイクラス・エグゼクティブ向けなので、市役所職員としては手が出しづらいのです。

転職する意思が強いなら「転職エージェント」にも登録しよう

転職サイトの求人を眺めていて、転職したい気持ちが強くなってきたら転職エージェントにも登録してみましょう。

転職エージェントは、あなたの強みや適性をふまえて求人を紹介してくれます。

また、応募書類の添削や面接支援、年収の交渉なども行ってくれるので、心強い味方となるでしょう。

ただ、求人を紹介してもらうためには、直接面談を行う必要があるので、転職する意思が固まっていない人には少しハードルが高いかもしれません。

それでも無料で登録できますし、「登録したら必ず転職しなければならない」というわけではないので、あまり深く考えなくていいでしょう。

一方で、「人に選んでもらうよりも自分で見つけたい」という人もいます。

もちろん転職サイトから自分で応募してもいいのですが、転職エージェントの推薦状があるのとないのとでは、書類選考の通過率が違ってくるようです。

特に、市役所職員という職歴は、転職市場では評価されることはありません。

自分で応募しても「職歴フィルター」というものにかけられて、自動的に落とされてしまうことがあるのです。

ですから推薦状をもらうためだけでも、転職エージェントに登録する価値はあるでしょう。

では、いくつか転職エージェントをご紹介していきます。

おすすめ転職エージェント3選

リクルートエージェント

《公式サイト》https://www.r-agent.com

リクナビNEXTから同時登録することが可能。

履歴書の添削や面接の支援はもちろん、独自に分析した業界・企業情報を提供してくれます。

非公開求人を20万件以上保有しているので、数の力はやはり強みですね。

doda(デューダ)

《公式サイト》https://doda.jp

転職サイトに登録すると、転職エージェント機能も使えるようになるため、改めて登録する必要はありません。

転職サイトを登録するなら、エージェント機能もしっかり活用しましょう。

マイナビエージェント

《公式サイト》https://mynavi-agent.jp

20代〜30代前半の社会人向けの転職サイト「マイナビ転職」のエージェントサイト。

若手をメインターゲットにしているので、はじめての転職にも安心なサポート体制をとっています。

応募書類の書き方指導から模擬面接まで親切に行ってくれるので、民間経験のない市役所職員にも安心なサービスといえます。

30代後半以降の年齢ならフリーランスや自営業にしぼろう

30代後半以降になってくると、市役所職員の事務職というキャリアでは、転職することは難しいでしょう。

僕のように、フリーランスや自営業で生計を立てることを考える方が、現実的だと思います。

一昔前とは違って、今は個人でも稼げる時代です。

トレンドとしてはユーチューバーですが、他にもブログアフィリエイトや動画編集、クラウドソーシングなど、スキルがない状態からでも始められる仕事は増えてきています。

もちろんスキルがある方なら、「ココナラ」などのサイトでスキルを出品してみるのもいいですね。

しかし、組織に属さない不安定な働き方というのは、収入面で不安に思われるかもしれません。

ただ、若いうちならともかく市役所で10年以上勤め上げているなら、それなりに蓄えがある人も多いのではないでしょうか。

年齢を重ねると転職市場での価値は下がっていきますが、金銭的な余裕があれば、その分アドバンテージはあります。

株式や債権などで資産運用するという手もありますし、アパート経営をされる方もいますね。

いずれにしても、収入源を複数確保して、リスクを分散させることが重要です。

「どれか一つ」ではなく、いくつか収入を得る方法を考えてみましょう。

例えば、何か面白いアルバイトをして、その体験をブログに書いて広告収入を得る、と言った具合ですね。

まったく関連性がないことよりも、相乗効果が得られる組み合わせを作るのがベストです。

最後に

転職は決してネガティブなものではありません。

「やりたいことがないから公務員になったけど、やってみたらつまらなかった」
「人間関係がうまくいかない。」

といった理由でも、自分に合う仕事を見つけようとする行動はポジティブなものなんです。

もちろん、安定を捨てて市役所から転職するのが不安になる気持ちはよくわかります。

仕事がつらかったら転職しなければいけない、というつもりはありません。

ただ、別の選択肢があるということは覚えておいて欲しいのです。

今の組織にしがみつく必要はない、という考えが心の片隅にあるだけで、心は楽になるものです。

今回は以上です。

ありがとうございました!

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