こんにちは!元市役所職員のオサムです。
「市役所職員って結婚相手として理想的だってよく言われているけど、実際のところどうなの?」
という疑問を解決します。
僕は市役所で17年間勤務していました。自分自身も結婚していますが、市役所職員が結婚相手として人気があるのは事実です。
ですが、結構イメージが先行しているかな?と感じる部分もあります。市役所職員は、誰にとっても理想的な相手というわけではなく、どのような生活スタイルを望むのかが重要だからです。
結論としては、昔ながらの日本的な生活スタイルを望む方には理想的な相手と言えます。
生活スタイルというのは、結婚相手によって決まる部分が大きいですよね。
市役所職員と結婚するメリットを見ていくと、生活スタイルとの関連性がわかってきます。
市役所職員と結婚するメリット
安定している
旦那が失業したら凹みますよね。現状の制度では、公務員は身分が保証されているので、解雇される心配はほぼありません。また、会社の業績や景気に左右されずに給与やボーナスが出るのは魅力的です。
転勤がない
国家公務員や県庁職員は転勤がありますが、市役所職員が僻地の町役場に転勤するとか、ないですからね。
つまり持ち家を購入しやすいのです。公務員は信用度が高いのでローンの審査も通りやすいです。
持ち家に住みたい、という願望は今でも多くの人が持っている夢でしょう。
子育てがしやすい
公務員は休暇制度が充実しています。妻の出産休暇や育児休暇は男性でも民間企業に比べて取得しやすい状況です。子育てに夫の協力があるのとないのとでは、大きな違いですよね。
これらのメリットは、「社会は生涯大きく変わることはない」という前提のもとで「同じ場所で安定した一生を送る」というライフスタイルに適しています。
変化を求めるなら公務員よりもフリーランスが理想
一方で、「公務員は理想的な結婚相手ではない」と感じる人はどのような人でしょうか。
それは、「引越しが趣味でいろんな場所に住みたい」「安定した給料よりも成果主義で、あわよくば一発当てて欲しい」というふうに生活の変化をポジティブに捉えている人ですね。
フリーランスであれば、住む場所はある程度自由に選択できるので、海外に住むことも可能です。
また、変化を好む人というのは、市役所職員と結婚するリスクを見抜いてもいます。
市役所職員と結婚するリスク
人間関係の固定化
市役所職員は、転勤がないのはメリットの一つですが、裏を返せば環境が硬直化しやすいとも言えます。
持ち家を購入したとして、ご近所トラブルや家族の増減があった時に、環境をカンタンに変えることができないのは、リスクとなりえます。
社会構造の変化
AIの進化や仕事の自動化により、職員の人あまりが加速して、公務員の終身雇用制度は終わる可能性がある、と言われています。
市役所という組織に依存する人は変化に弱いです。仕事がなくなった事務職の市役所職員は、専門的なスキルがないので潰しが効きません。そうなると、収入が激減する可能性は高いでしょう。
極論に聞こえるでしょうか?「公務員の身分は保障されているんだから絶対大丈夫だ!」と思うかもしれません。未来のことは誰にもわかりませんからね。
ただ、個人の影響力が強まっていのは事実なので、相対的に弱まっている「組織の名前」だけを過信するのは危険です。
結婚相手を選ぶのであれば、個人としての能力にも目を向けたいところですね。
市役所職員でも、多趣味でコミュニケーション能力の高い人なら、比較的役所に依存しない生き方ができるのではないでしょうか?
自分が女性だったら市役所職員と結婚したいか?
そもそも僕が女性だったら、独身を選ぶかも知れないですけどね。もし結婚するとしたら、「公務員と同じくらいの収入を稼いでいるフリーランスの人」が理想です。
僕はやっぱり組織に依存するのはリスクだと考えているので、自分の力で稼いでいる人は、これからの時代は強いと思います。
もちろん、肩書と結婚するわけではないので、相手によりますよ。市役所職員でもブラッドピットみたいな人なら、迷わず結婚すると思います。
そして、自分がフリーランスとして働きます。
もし旦那(ブラピ)が「実は俺…ハリウッドに挑戦したいんだ!」とか血迷ったことを言い出しても「そう…いいんじゃない?あなたならできるよ。」と快く送り出してあげることにします。
最後に
改めて考えてみると、「変化を好む人ってそもそも結婚に興味ないんじゃね?」という声が聞こえてきそうです。「個」で動いた方が環境に適応しやすいということは言えますからね。
一方で、結婚願望が強い人って「個」の力では生きづらいと感じているわけですよね。だから「組織」の元で安心を得たいわけです。
そう考えると、結婚したい人(結婚=幸せと考える人)にとっては「やっぱり公務員(市役所職員)がサイコーだよね!」ということになりそうです。
今回は以上です。ありがとうございました!