こんにちは!オサムです。
今回は、市役所職員を目指そうかどうか迷っている人向け。
市役所職員になると、こんなメリットがありますよ!っていうのをご紹介していきます。
私は17年間、市役所で働いていました。その経験から分かったことは、次の5つです。
・社会的な信用が得られる
・職住近接が実現しやすい
・給料が安定していて身分保証がある
・不況でもクビにならないという安心感
・女性でも働きやすい職場環境
それでは、早速解説していきます。
市役所職員になるメリット
社会的な信用が得られる
公務員はカンタンにお金を借りることができます。
具体的にあげますと、住宅ローンが組みやすいとかクレジットカードが作りやすいということ。
「公務員です」というだけでローンの審査担当者のテンションが2段階は上がりますね。
ライフプランを立てる上では、大きいメリットと言えます。
ちなみに私は、35年ローンを組んでマンションを買ったのですが、2年後に退職してしまいました。
ローンの審査担当者は、きっと歯を食いしばっていることでしょう。(もちろん、返済しますのでご安心を)
さらに言うと、公務員という肩書は、親や結婚相手を安心させることができます。
公務員は一生安泰というイメージが根強い、ということですね。
職住近接が実現しやすい
民間企業で働く人は、郊外の住宅街に住んで、都心の職場まで時間をかけて通勤する、という人が多いですよね。
通勤ラッシュのストレスで、会社に着いた時点で、すでに帰りたくなっている人もいるのではないでしょうか?
これが市役所勤務となると、職場の近くでも家賃が安くて住みやすい。だって都心のビジネス街にある市役所って、そんなに見かけないですよね?
同じ市内に住めば、徒歩や自転車で通勤できるので、超快適です。
通勤時間を節約してプライベートの時間を増やせば、家事や育児、自己啓発のために充てることができます。
結果、人生の幸福度を上げることにつながるでしょう。(実際、私も午後5時半には家のベッドに寝転がって、ポッキー食べながらマンガ読んでた時期がありましたよ)
さらに、市役所職員は転勤がありませんので、マイホームの計画も立てやすいのです。
給料が安定していて身分保証がある
公務員の給与は、ざっくり言うと従業員数50人以上の企業の平均額で算出しています。
ですから給与が下がることもありますが、ボーナスは必ず出る、というのはありがたいことです。
また、職場結婚した場合には、公務員夫婦という最強の安定家族が築けます。
あるいは、共働きせずに自分だけ辞めて好きなことを始める、というヒモ的(?)なロードマップも描けるでしょう。まあ、こういう人は少ないですけどね。
不況でもクビにならないという安心感
公務員は法律で身分が保障されているので、よほどのことがない限りクビにはなりません。
この精神的な安定感はかなり大きい。民間の成果主義が苦手な方は、安心して仕事に打ち込めます。
出世を望まないなら、必要以上に上司に媚びる必要はないわけです。
「課長しっかりしてくださいよ!」
「課長、いいかげんエクセル覚えてくださいよ!」
などと言ったところで、身分は保障されているんです。
もちろん私は言えませんでしたが、、、
いずれにせよ、媚びない・無理をしないで働けるというのは、若い世代の人が望むポイントになっていますね。
女性でも働きやすい職場環境
公務員は、産休や育児休暇が取得しやすい環境と言えるでしょう。
女性の育児休暇取得割合は99%以上で、ほぼ全員が職場復帰を果たしています。
また、2年以上育児休暇を取る人も珍しくありません。
ちなみに私も1ヶ月育児休暇を取得しました。男性で育休を取る人も増えてきた印象です。
「え?マジで取るんだ?」みたいな空気感を感じなかったわけでもないですがね。
と、ここまではメリットを解説してきました。
次に、ひとつ付け加えておきたいこととして、「多くの人がメリットだと思っているけど、実はメリットではないよ」というものを紹介します。
退職金と年金は期待しないほうがいい
公務員は退職金と年金が手厚いというイメージを持っている人は多いのではないではないでしょうか?
しかし、公務員の退職金は10年間減り続けていて、現在は平均すると2,200万円程度。
10年前よりも400万円以上減っているんです!
ほぼ民間企業の平均と変わらない水準になっています。
一方、年金についても受給額は下がっています。
一昔前は、公務員には共済年金制度というのがあり、会社員の入る厚生年金よりも優遇されていました。
しかし、2015年からは厚生年金に一本化されているので「公務員だから多く年金が受け取れる」というメリットは、ほぼなくなっています。
市役所職員のデメリットは?
仕事に対する価値観によって大きく違います。
市役所の仕事が向いていない、私のような協調性のない人間には、デメリットが大きかったです。
興味のある方はこちらの記事もどうぞ。
まとめ
いかがでしたか?
条件面だけではなく、自分が大切に思う価値観をよく考えて、悔いのない選択をしていただけたら幸いです。
今回は以上です!
ありがとうございました。