コーヒーライフ

コーヒーインストラクター2級の試験問題を振り返る

こんにちは、コーヒーショップ開業を目指しているオサムです!

コーヒーインストラクターの講習会から約1ヶ月後。

ついに本番の試験を受けてきました!

(第34回コーヒーインストラクター2級検定)

手応えとしては…

「意外と難しかった」というのが正直な感想ですが、

合格ラインは越えたんじゃないかな、とは思います。

僕が勉強した方法は、教本を読み込んで重要なポイントを覚えるというやり方でしたが、

こういう試験って、過去問を解くのが一番効果的な勉強方法なんですよね。

だから今回は、僕が受験した回の問題を可能な限り詳細に解説していきます。

これから受験する人にとっては、かなり参考になる情報だと思います。

試験時間は余裕のある設定

問題は全部で45問程度でした。

解答は全てマーク式です。

ですから用語を暗記する必要はありません。

60分の制限時間でしたが、普通のスピードで30分ほどで終わる分量ですね。

「時間が足りない!」という人は、まずいないのではないでしょうか。

カッピングテストからスタート

まさか第一問目でカッピングテストがあるとは思いませんでした。

試験開始と同時に配布されたアラビカ種とカネフォラ種、2種類のコーヒーを飲んで、アラビカ種のカップ番号を回答する、という問題。

熱々の時に飲むよりも、冷めてから飲んだ方が分かりやすかったです。

アラビカ種のコーヒーは華やかな酸味があり、カネフォラ種は香ばしい麦茶のような味。

はっきりとした違いがあるので、特徴を知っていれば簡単な問題だと思います。

それよりも喉が渇いていたので、水分補給ができたのはありがたかったです。

カネフォラ種のコーヒーも麦茶だと思って飲めば、なかなかいけますね。

考えてみると、試験中にコーヒーが飲めるなんて最高じゃないでしょうか。

ただ、トイレに行きたくならないように注意は必要かもです。

格付けの問題は地理がポイント

出題されるのは分かっていたのですが、まさか地図上の場所まで答えさせるとは思いませんでした。

問題に世界地図があって国土に番号が振られています。

そして

・A〜Jの10カ国が地図上のどの番号に位置するのか
・格付けの仕方

を答えさせるものでした。

【10カ国】
グアテマラ、タンザニア、コロンビア、エチオピア、ペルー、ブラジル、インドネシア、ベトナム、ジャマイカ、イエメン

【格付けの仕方】
1 標高による
2 スクリーンサイズによる
3 欠点数による
4 スクリーンと欠点数による
5 その他

グアテマラとジャマイカが難問でしたね。

中米って世界地図で見ると豆粒くらいの大きさで密集しているから覚えづらいんですよね。

だから2級でここは出題しちゃダメなところだろうと、タカを括っていました。

はっきり言って、

グアテマラ人でも答えられないんじゃないかと思いますね。

ということで、解答には自信がありませんでしたが、

後で確認したところ、なんと全問正解していました!

グアテマラ最高です!

残りは文章が正誤問題

出題された正誤問題は次のようなものです。

問題を自分の記憶だけを頼りに書いていますので、問題文は正確ではありませんので、ご了承くださいね。

  • コーヒー生産量の大半はカネフォラ種が占めている
  • コーヒーは赤道をはさむ南北約25度のコーヒーベルトと呼ばれる地帯なら、どこでも栽培できる
  • ブラジルは収穫期が年2回ある
  • ベトナムはカネフォラ種の生産が世界第2位
  • 精選工程では、スクリーン選別・比重選別・比色選別の全てを行う
  • インドネシアでは、ほぼ全ての地域でスマトラ式による精選を行う
  • ブラジルではカネフォラ種も生産している
  • コロンビアでは水洗アラビカ生産量が世界一
  • ジャマイカで生産されたアラビカ種コーヒー豆をブルーマウンテンという
  • タンザニアで生産されたアラビカ種コーヒー豆は全てキリマンジャロという
  • 小農家よりも大農園で生産されたコーヒー豆の方が風味が豊かである
  • 「炭焼きコーヒー」と表記するためには、炭を熱源としたコーヒーが30%以上入っている必要がある
  • アフターミックスによるブレンドよりもプレミックスの方が、工程が複雑である
  • 酸味成分はお湯の温度、時間、挽き方の影響をあまり受けない
  • アルカリ性の水で淹れたコーヒーは酸味が強く出る
  • 浸漬法による抽出は再現性が低くなる
  • モカポットとエスプレッソマシンの抽出機構はほぼ同じである
  • 酸素濃度が5%の場合と10%の場合では、焙煎豆の劣化速度はほぼ同じである
  • ガスバリア性の高い包装の場合、開封後でも長期保存が可能・スプレードライのインスタントコーヒーは粒度が粗い
  • リキッドコーヒーにおいて、生豆の使用量が5%以上のものを「コーヒー」という
  • PET入りコーヒーの場合、調合後にレトルト殺菌を行う
  • コーヒー10g、150ccのお湯と、コーヒー20g、300ccのお湯で抽出したコーヒーは同じ味になる
  • 浅煎り10gのコーヒー豆と深煎り10gのコーヒー豆のカフェイン量はほぼ同じである
  • 非水洗式で果実を乾燥させるときは、必ず天日乾燥である

あと数問は忘れてしまいました。すいませんっ!

最後に

出題範囲はそれほど広くはありません。

ただ、講習会をしっかり聞いてないと解けない問題もありますので、講習会は真剣に聞いたほうがいいと思います。

あとは試験直前に1日しっかりと勉強すれば、合格ラインには届くでしょう。

これから受験される皆さんの健闘を祈っています!