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父親が選ぶ子どものファーストブック!絵本9冊をレビュー

こんにちは、オサムです!

今回は、子どもが産まれたら初めに読んであげたい絵本を探している人向け。

子どもに最初に読み聞かせしてあげる絵本は、格別の思い入れができるものですよね。

私は2019年に第一子が誕生しまして、これまでに数十冊の絵本を読んできました。今回は、ファーストブックにふさわしい0〜2歳児向けの本をご紹介していきます。

ぽんちんぱん

タイトルを見て、教育上よくない絵本かと思いきや、食パンやロールパンなどの写真(絵というか写真)が順番に繰り出される内容。

パンが目と口の形にくり抜かれて「ちぎちぎぱっぱでぽんちんぱん」という聴き慣れないフレーズが出てきます。

「どういうイントネーションで読み上げたらいいんだろう?」と考え過ぎず、リズミカルに読んでいくといいでしょう。

はらぺこあおむし

名作として有名ですね。文字が多くて読み聞かせのしがいがあります。

0歳児には少し早いかもしれないけど、絵がキレイで芸術的です。

ウチの子は楽しそうに眺めていました。内容はなかなか奥が深く、大人が読んでも「何が言いたかったんだろう?」と考えさせられます。

あおむしが1週間、果物とかソーセージとか日替わりでいろいろな物を食べ、結局最後に食べた葉っぱが一番うまかったという話。

意味がよく分からなかった私は、薄汚れた大人になってしまったのでしょうか?

どんどこももんちゃん

ストーリーが面白い。というかずるいですね。子どもよりも大人の方が泣けるんじゃないでしょうか。

ももんちゃんは赤ちゃんなのに一人で野外を歩き回り、熊と戦ったりもしてハラハラドキドキの冒険活劇。

「保護者はどうしたんだ!」というツッコミを入れたくなります。児童相談所が介入してきそうな設定ですが、最後はハッピーエンドなのでご安心を。

ウチの子は、ももんちゃんがコケる場面が一番お気に入りでした。ももんちゃんシリーズは、ほかにもいろいろ出ていますので、お気に入りを見つけてみてください。

ぺんぎんたいそう

ペンギンの親子がインストラクターとなって、体操を教えてくれるという内容。

文字が手書きで書かれていて、ほんわかとした雰囲気に仕上がっています。 同じように体を動かしてあげれば、スキンシップにもなるのがいいですね。

ただ、ペンギンの「おなかと頭をぴったんこ!」のシーンだけは、人間の体では不可能な動きなので、ムリは禁物です。

ちなみに、子どもはペンギンが好きなものだと思っていたのですが、ウチの子は絵本のペンギンを見てもキョトンとした感じだったんです。
でも犬とか猫の絵は割と喜ぶので、「実物を見せればいいのか!」と水族館に連れて行って、ペンギンコーナーのところで「ほら、これが本物のペンギンだよ!」と息子の目に焼き付けさせました。
そして、家に帰って意気揚々と「ぺんぎんたいそう」を読み聞かせたのですが、息子の顔はブラックホールのような「無」そのものでした。

ごぶごぶごぼごぼ

幾何学模様が描かれているだけで、ストーリーのない絵本。

「さわさわさわ」「どどどぉーん」など、効果音が中心。

それぞれのページに穴が開いていて、次のページの一部が見えるという仕掛けがされています。

ウチの子は、絵にはほとんど興味がない様子でしたが、穴には興味があるようで、穴に指を入れて遊んでいました。

もいもい

赤ちゃんの好みを研究して作られた、という絵本。

ひたすら不思議な形の微生物(?)の「もいもい」が漂うイラストです。

読んでる立場としては「も」と「い」しか発声しないので、自分の知能が退化したんじゃないか?と不安になってしまうことも。

「泣く子もくぎづけになる」というキャッチフレーズだったけど、ウチの息子さんは泣きながら「もいもい」を投げつけていました。

当然ながら個人差はあるようです。

スライムぴぴぴ

ドラクエのスライムというのは、赤ちゃんにも好かれるデザインになっているようです。

ただのキャラクターではなく、しっかりとした子ども向き絵本に仕上がっているな、と感じました。

スライムが合体してキングスライムになるシーンでは、ページが縦方向に展開する仕掛けで、キングスライムがダイナミックに表現されています。

製作者の思惑どおり、ウチの子にもはまっていました。

でもゲーム内では、スライムはモンスターで、勇者に倒される運命だと知ったら泣くかな。。。

おいしいおと

料理を食べる時の音を文字で表現するというユニークな絵本。

例えば、春巻きを食べる時の音は「カコッ、ホッ、カルカルカル」という具合。

中にはだいぶ無理があるような表現もあるけど、それもまた味わい深いです。

パントマイムっぽさもあって読み手冥利につきますね。

言葉の響きが気に入ったのか、ウチの子はすごく喜んでいました。まだ0歳の時で、料理を食べたことも見たこともないはずなのに・・

くだもの

いろいろな果物が写実的な描写で描かれている絵本。

スイカとか桃とかイチゴとか、みずみずしくて美味しそう

なんかもう、ここまでリアルだと写真でいいんじゃない?と身も蓋もないことを感じました。

読んだ人なら分かると思いますが、ページをめくっていくと、「栗」のところで手が止まります。「ク、クリ?栗って果物なの?」ってなりますよね。ドングリと同じで木の実じゃないのかな?と。
で、調べましたよ。ググりましたよ。その結果、正式な分類としては「果物」になるとのことです。・・いや、安心しましたけどね、そんな微妙な分類の食べ物をチョイスしないでくれ!と言いたい。
「お父さん、栗って果物なの?」と聞かれたときに目が泳いでしまうような物をどうして選ぶかな?とね。
もしかしたら、父親としての資質が試されているのかもしれません。
ですから、読み聞かせをする前に予習しておくことをオススメします。

それから、最後のページに初めて登場する人間が『火垂るの墓』の「節子」にしか見えなくて、ちょっぴりセンチな気持ちになったりもします。

最後に

親がいいと感じる絵本と赤ちゃんが喜ぶ絵本は、まったく違うと言います。

ですが、親が読みたい!と思う気持ちも重要だと思います。親が楽しければ、子どもにも伝わるはずですからね。

みなさんが、親子一緒に楽しめる絵本を見つけていただけると幸いです。

それでは、今回は以上です。ありがとうございました!