
こんにちは、元市役所職員のオサムです!
「出世はした方がいいのだろうか?」
と悩む人は多いですよね。家族や上司からのプレッシャーで、流されるように昇任試験を受ける人もいるかと思います。
しかし、「果たして出世することが自分の人生にとってプラスになるのか?」と疑問に思いませんか?
僕は17年間市役所で働いていましたが、正直なところ、今の社会で出世ってそんなに魅力的なものではなくなっていると思います。
組織にとっては優秀な人が出世しないと困る、という理屈はわかります。ですが、ずっと現場仕事がしたい、と言う職員はいますし、プレイヤーとして優秀な職員がマネージャーとして優秀とは限らないものです。
そんな組織論は置いておいて、個人にとって出世のメリットはあるか?と言う点で解説していきます。
市役所職員は出世に興味がない?
係長試験を受ける人は多いですが、管理職試験を受けようとする人は意外と少ないです。女性は特に少ない印象ですね。
男はメンツを気にするので、損得感情よりも、とにかく地位を向上させたいと考える傾向があります。一方女性は、出世しても生活面で得をしないということを、本能的にわかっているのかもしれませんね。
あと不思議なんですけど、「俺は出世なんて興味ない」とアピールする人ほど迷わず昇任試験を受けていますね。
それでは次に、出世のメリット・デメリットを見ていきましょう。
出世のメリット
給与が増える
昇給に加えて、管理職手当が出るようになります。退職金にも影響してきますので、生涯年収が大きく変わってきます。
権限が大きくなる
裁量が増えるので、自分の考えが通しやすくなります。また、仕事のスケールが大きくなってきますので、幅広く自分の意見を反映させることができます。
世間体が良い
説明するまでもないことですが、周りから優秀だと思われるということです。逆に、周りがどんどん出世していくと、妙な焦りを感じてしまいますよね。
出世のデメリット
責任が大きくなる
部下の失敗は管理職の責任になります。職員数が多い部署では、問題のある職員が一人や二人はいますから、管理職は気が気でないですね。
超過勤務手当が出ない
管理職手当が出ても、それを上回る残業をするなら、金銭面でのメリットはないに等しいです。管理職は休日出勤も多いですからね。
また、付き合いで参加する飲み会やら冠婚葬祭で、出費も増えます。「出世すれば豊かな生活が送れる」というのは幻想かもしれません。
部下に疎まれる
全ての部下にいい顔をすることはできません。仕事量を減らして欲しいとか、人員を増やして欲しいとか言われても、できることには限界があります。
時には厳しいことを言わなければなりませんし、残業をお願いすることもあるでしょう。管理職と言っても結局は雇われの身ですからね。
出世したい理由を考えよう
あなたがやりたい仕事は、出世しなければ実現できないことなんでしょうか?
管理職になれば実現できることっていうのは、やる気さえあれば、管理職でなくても実現できてしまうものです。情熱を持って周りを巻き込みながら、上司を説得することは不可能ではないですよね。
逆に、やりたいことが「現状どう頑張ってもできない」というのであれば、管理職になっても実現できないでしょう。
高い理想を実現させたいのであれば、出世を目指すよりも、起業するのも一つの手です。あるいは、やりたいことを公約に掲げて市長選挙に出馬する、という方法もあります。
でも実際、立候補する人ってほとんどいませんよね。そこまでの覚悟を持ってでもやりたいとは思わないのでしょう。
結局のところ、多くの人にとって出世する目的は、「組織人としての周りの評価を得ること」が一番大きいと思います。あくまでも「組織人として」の評価です。「人として」の評価ではないのがポイントです。組織から離れてしまえば、「ただの人」ですからね。
「組織人としての評価」が自分にとって、どれだけの価値があるのか?と一度考えてみるといいですね。
管理職試験に落ちました
実を言うと、僕は在職中に管理職試験を受けて、落ちています。受かる気満々でガッツリ落ちています。普段締めないネクタイまで締めて、なんなら面接の時に声震えてましたからね。
こう聞くと、鋭い読者の方は、「こいつ、試験に落とされたから出世に否定的なんだな。ヒガミ乙。」と思うでしょう。
いや、確かに落ちたのは残念なんですけどね。試験を受ける時点で、数年以内に退職することを考えていましたので「最後に管理職を経験してみたかった」というのが正直なところです。管理職として20年近く働く、というのは想像できなかったですね。
とはいえ、職場の人たちには、「あいつ、管理職試験に落ちたからスネて辞めちゃったんじゃね?」と思われているかもしれませんね。
まあ、実際この記事は僕自身へのレクイエムのつもりで書いているのですが、決してスネている訳ではなく、あわよくば出世して退職金を釣り上げたかったわけでもありません!
これからフリーランスでやっていくにしろ、コーヒーショップを開業するにしろ、管理職としてマネージメントする仕事は必ず役立つと感じたからです。
最後に
出世するかどうかを選択するのは、あなたです。
ただ、周りに流されて出世しても後悔する可能性があります。出世することで得られるものと失うものを、自分の価値観に照らしてよく考えることが重要です。
今回は以上です。ありがとうございました!
