公務員

市役所職員は残業なしで帰れる!本質を見極めてムダな仕事はやめよう! 

こんにちは、オサムです。

今回は市役所職員を目指している人に向けて、市役所の残業事情について解説していきます。

「市役所の仕事って楽そうだから毎日定時で帰れるってホント?」

「残業している人ってどのくらいの割合でいるの?」

という疑問にお答えしていきます。

私は17年間、市役所で働いていたので、市役所の残業実態は自分の目で確認済みです。

それでは、いってみましょう。

市役所の残業の実態

総務省の「地方公務員の時間外勤務に関する実態調査」によると、ひと月あたりの平均時間外勤務は13.2時間となっており、民間企業とかわらない統計結果が出ています。

また、地方公務員にはサービス残業が相当な時間数あるのが現実です。中には日付が変わるくらいの時間まで残ってサービス残業する人もいたりします。

ある時、そんな働き詰めの職場の先輩に

「なんでそこまでするんですか?」

って聞いたら

「オレなんかはタダの雇われの身なんだからさ、やれるだけのことはしないと」

なんてつぶやいていました。

なんかもう、「社蓄ステッカー」くらいプレゼントしたくなりますね。

で、結局何が言いたいかというとですね、「市役所は楽な仕事だ」なんて古いイメージだということです。

市役所で残業の多い部署

残業が多い部署としては、財政・福祉・人事がどの役所でもランクインしていると思います。

逆に残業がほとんどないのは出張所などの出先機関ですね。

まあ忙しい部署というのは出世コースでもありますので、しんどい思いをする代わりに褒美が用意されているともいえますが。

残業する人の割合

では残業する人は全体のどのくらいの割合なんでしょうか。

私の体感としては、定時で帰るのは8割、残業するのが2割というところです。

意外と少ないじゃん、と思いました?

そうなんです。

一部の人の残業時間がエゲツないので全体の平均時間を押し上げているわけですね。

ということで、「残業があるかどうかは部署によるよ!」っていう結論になってしまうと、市役所で働こうか迷っている人にはモヤモヤが残りますよね。

そこで次にご紹介するのが、どの部署に配属されても残業を回避する方法です。

残業しないで帰る方法

これから紹介する方法で仕事にのぞめば、ほとんどの残業を回避することができます。その方法とは

ムダな仕事をしない

これにつきます。

そんなのわかり切ったことだ!って思うでしょうね。

そこで、役所の仕事に落とし込んで具体例を示しましょう。

意味のなさそうな照会に全力で回答しない。

市役所の仕事で多いのが、県や関係機関、庁内からの照会に対する回答作成ですね。

過去1年間の〇〇の件数と金額を回答してください、みたいな照会がよくあります。

それで、これを集計するのに結構な労力がかかる場合が多いんですけど、ここで考えてみてほしいんです。

「そもそもそれを答えたところで、どれほど社会の役に立つの?」と。

ハッキリいって、「集計不可能なので分かりません」て答えても問題ないこともあります。

極論に聞こえてしまうかもしれませんが、適当に答えたところで誰も困りませんよ。

多少の誤差は許容範囲なんです。大枠が知りたいだけですから、大抵はね。

間違ってても担当者以外は正解を知らないので気がつきません。

8割くらいの精度を目指しましょう。

上司の気まぐれな指示に従わない

部下の苦労も知らずに、無意味で面倒な指示を出す上司ってどこにでもいるんですよね。

これ、全部バカ正直に従ってたら時間のムダですよ。

かといって、まともに正論を言って拒むことができるツワモノは少ないでしょう。

上司なんだから逆らうことはできないっていう人が多いかもしれません。

こういう時、ノー残業マンはどうするか?

とりあえず「わかりました」といっておいて放置します。

上司の気まぐれな指示は上司自身も覚えていないものです。

仮に覚えていたとしても、「他に優先順位が高い仕事があったから」と言い訳をすればいいでしょう。

以上2つ例を示しましたが、これを実行できる資質がある人はノー残業マンになれます。

残業体質の人とは

これから社会人になる方にとっては、自分が残業を回避する資質があるかどうか不安に思うことでしょう。

残念ながら残業する体質というのは決まっていまして、次の2種類の人は要注意です。

・完璧主義の人
・本質から外れた所にこだわる人

完璧主義の人

例えば、ドラクエでボスを倒しに行こうってときに、その時点で最強の装備をそろえてレベルも相当高くしないと気がすまない人っていますよね。

もうなんか、強すぎてボスをいじめている感じになるっていうね。

なにもそこまでしなくても…と思ってしまいます。

こういう人は残業してでも完璧を目指してしまいがちです。

公務員の評価は減点主義ですから、完璧を目指すことよりも、最低限の仕事をノーミスでこなすほうが重要となります。

本質から外れた所にこだわる人

学校の授業で、やたらノートをキレイに書く人いますよね。

色とりどりで図形とかイラストも織り交ぜて、「いっそのこと出版したらどうですか?」って思わせるような。

いや、いいんですけどね。ただそれは「本質ではないですよね」ってことです。 勉強の本質はキレイなノートを作ることではないですから。

こういう本質以外の部分にこだわる人は、仕事でも妙に細かいところに気合を入れてしまい、残業してしまう傾向があります。

まとめ

部署によって仕事量は異なりますが、残業する人はある程度固定されています。

本質を見極めてムダな仕事をしなければ、ほとんどの残業は避けられます。

今回は、以上となります。

ご覧いただきありがとうございました。