カフェ開業

元公務員がリベンジをかけて再びバイト面接に行ってきた話

こんにちは、コーヒーショップ開業を目指している元公務員のオサムです!

修行のためにコーヒーショップでアルバイトしたいと思って、面接に行ってきました。

前回は惜しくも(?)面接で落ちてしまったので、今回はそのリベンジです!

応募したのは、都内にあるイタリアンバール系のコーヒーショップ。

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イタリアンバールの魅力

イタリアでのバールとは、酒場や喫茶店のような位置づけです。

コーヒーや料理、お酒を楽しむほかに、地域の人々にとって交流の場として利用されています。

イタリアと言えばエスプレッソの本場ですね。

本格的なエスプレッソを中心としたメニューで、スタバやタリーズのようなシアトル系のカフェとは一線を画しています。

そして、こだわりの手動式エスプレッソマシンがお客さんに見えるように配置されているのが特徴です。

この配置によって、バリスタが抽出している様子を見える、という演出効果があります。

これ、めちゃくちゃ大事なポイントなんです。

熟練のバリスタのエスプレッソマシン操作は、思わず見とれてしまうほど美しいものです。

僕も店づくりをする上では、バリスタのパフォーマンスがよく見える店舗設計にしたいと思っています。

店長の心の声が聞こえてきた

面接してくれたのは女性店長さんでした。

なぜかすっぴんに近かったけど、年は僕と同じ40歳くらいだと思います。

あいさつしてすぐに、店内の小さなテーブル席で向かい合って座りました。

見方によっては、中年同士のお見合いのような感じに。

これが人気番組の『ナイナイのお見合い大作戦』だとしたら、

番組の最後にダイジェストで映るだけの扱いだったでしょう。

そして、この店長さんに僕はまったくハマらなかったようです。

店長さんの心の声を副音声として拾い上げながら、面接を振り返ってみましょう。

履歴書を見るなり、

「前職は市役所ですかぁ…(このご時世にもったいないことするなぁ…)」

「はい、コーヒーショップを開業したいと思いまして、先月退職いたしました。」

「でも、ご家族もいらっしゃるんですよね…?(男は妻と子を養ってなんぼでしょ…)」

「はい、妻も理解の上で応援してくれています。」

「今はお客さんが減ってしまっているので、シフトも週2日くらいしか入れませんけど、問題ありませんか?(家族を養うためにバイト掛け持ちしなきゃヤバくない?)」

「妻は正社員として働いているので、生活の方は問題ありません。」

「ああ…(ヒモかよ!!てか早く言えよ!)」

これは完全に被害妄想ですが、店長からは

「このヒモ男を説教してやりたい!」というオーラが見えましたね。

役所の接客スキルは評価されない?

さらに、飲食業でのバイト経験を尋ねられ、

「学生の時から今まで、接客の経験はないんですね…」とがっかりした様子。

なんとかアピールしようと思い、

「いえ、市役所では窓口業務が多かったので、業界は違いますけれど10年以上の接客経験があります」と答えました。

それに対して「はぁ…」という気のない返事。

世間では「役所の接客スキルは民間では通用しない」と思う人が多いのかもしれません。

まあ結局は僕のアピールが足りなかった、ということですね。

スタバじゃダメなんですか?

それから、「なぜウチで働きたいんですか?スタバとかも求人あったんじゃないですか?」という質問をされました。

蓮舫ばりの「スタバじゃダメなんですか?」攻撃は、想定の範囲内でした。

これには明確な理由がありまして

「スタバのエスプレッソマシンはフルオート式なので、ボタンひとつで誰でもそれなりのドリンクが作れます。

 一方、こちらの店では本格的な手動式のエスプレッソマシンを使っていらっしゃるので、バリスタの技術が磨けると思いました。」

と答えたんですね。

「ああ、確かにそうですね。」

と店長さんも納得されていたので、悪い回答ではなかったと思います。

ただ、後になって思ったのは、「マシンじゃなくて店のことをホメた方が良かったな」と反省しました。

アルバイト求人は買い手市場

店長さんがおっしゃっていたのは、「数ヶ月前は求人を出してもなかなか応募がなかったけど、今はびっくりするほど応募が来るんですよね」とのこと。

やはりか、と思いました。

コロナの影響で、飲食業界では働けるところが少なくなっているようです。

面接とはいえ、現場のリアルな声が聞けるのはやはり貴重なことですね。

一方で、店長さんからすると「採用されない可能性が高いから期待しないでね!」という親心だったのかもしれません。

面接結果

「面接の結果は1週間以内に連絡します」と言われました。

そして…3日後くらいに家に1通の手紙が届きました。

手紙の内容を「お見合い風」に表現すると、

「こんにちは、オサムさん。お会いしてみて、オサムさんはとても素敵な人だと思いました。

ですが…

大変申し訳ありません。

私とは価値観が合わないと感じましたので…お断りさせていただきたいのです。

オサムさんでしたら、きっと他に素敵な人が見つかると思います。

くれぐれもご自愛ください。」

というような内容でした。

…その晩は久々に酒を飲みましたよ。

これにめげずに、別のコーヒーショップにガンガンアタックしていきたいと思います!

今回は以上です。ありがとうございました!

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