こんにちは、元公務員でコーヒーショップ開業を目指しているオサムです!
今回は、コーヒーグッズの中でも特に、コーヒーの味わいに影響を与えやすいコーヒーミルの話です。
最近では、百均でもコーヒーミルが買えるようになりました(百均なのに500円します)。
そんな中で、Amazonで3万円超えの値段がついているコーヒーミル(定価は税抜き55,000円)。
それがカリタの『ネクストG』です。
ネクストGは家庭用電動ミルの最高峰といえるでしょう。
購入して半年間使用した感想をレビューしたいと思います。
ネクストGのセールスポイント
コーヒーミルの金額の違いって刃の性能の違いが大きいんですよね。刃の性能が悪いと、摩擦熱でコーヒー豆の風味が損なわれてしまうと言います。
僕が公務員を辞めてコーヒーショップを開業しよう、と思うようになってから、「これからは一流の道具を使わないと」と決心して購入したのがネクストGです。
それまでは2千円くらいのプロペラ刃のミルを使っていたので、田舎のボロアパートから田園調布の戸建てに引っ越すくらいの変革でしたね。
バリスタ世界チャンピオンの井崎英典さんは、「安いミルを使うくらいなら、豆を購入した店で挽いてもらい、早めに飲み切った方がいい」とおっしゃっています。
「ミルを買うならケチってはいかん!」ということですね。
カリタの公式ホームページによると、次の3点が大きなウリのようです。
- 粉の飛散を防止
- 粉の粒度を安定化
- 優れた静音性
ネクストGを使ってみて実感!ここがすごい
まず、粉の飛散を防止するために静電気除去装置があります。粉が散らばらないので、使い終わった後の掃除が楽なのが素晴らしい!
この静電気除去装置こそが、最大の利点と言ってもいいでしょう。カリタの従来機(ナイスカットミル)との大きな違いでもあります。
そして、さすがに最高峰の電動ミルだけあって、粉の粒度が均一になります。
ネクストGは、モーターの回転数を低減させることで、粒度を安定させているようです。モーターの回転がゆっくりな分、多少時間がかかりますけどね。
ミルの性能が低いと微粉が多くできてしまい、コーヒー液を抽出した時に雑味の原因となります。
コーヒー豆本来の美味しさを引き出すためには、粒度の安定は外せない条件なんです。
最後に、静音性についてですが、正直そこまで静かだとは感じません。
寝室で寝ている赤ちゃんを起こすには申し分ないボリュームなので、僕はいつも洗面所にこもって使っています。
毎朝家族が寝ている中、個室で「黒い粉」を作り出しているってなんかヤバい奴ですね。
こんな感じ。
ホッパーは取り外せるので、収納はこんな感じ。『熱さまシート』と同居しちゃってますわ。
ネクストGの気になる点
容量の制限
受缶の容量は、公式ホームページには60gと表記されていますが、深煎りの豆だと50gくらいしか入りません。
なぜこうなるかというと、コーヒー豆は焙煎度合いが深いほど軽くなるんですね。ですから同じ重さでも、深煎りの豆の方が体積が大きくなるのです。
一杯どり、二杯どりなら全く問題ないのですが、水出しアイスコーヒーを作るときには60g一気に挽きたいところです。
2回に分けて挽けばいいのでしょうが、僕のようなズボラな人間にはハードルが高い。
しかたがないから、缶からあふれ落ちんばかりに詰め込んでいます。
これがトラックだったら過積載で検挙されるでしょうね。
粉の切れが悪い
ホッパーの豆はとっくになくなっているのに、豆を挽いている音もしなくなったのに、なぜかチョロチョロと粉が落ち続けます。
砂時計の砂が落ちきらないような感じなので、スイッチをオフにするタイミングが分かりません。
きっと本体に残った細かい粉が落ちているんでしょうけど、毎回分解して掃除するのは大変なので、我慢しています。
豆がつっかえる
あと、豆がつっかえて本体に入っていかないことが、たまにあります。そんな時には、ライフセーバー並みの勢いでつっかえた豆を救出してやります。
行儀よく並ぶことができない豆は困ったもんです。
まとめ
カリタのネクストG。
気になる点はありますけど、総合的に見れば、満足度の高い商品です。
家庭用の電動ミルとしては、「もう一生これでいいんじゃないか」と思えるレベルまできましたね。
今回は以上です。
ありがとうございました!