公務員

公務員の有給未消化は高リスクでしかない スキルを磨いて将来に備えましょう

こんにちは。オサムです。

今回は公務員の有給取得についてです。

みなさん有給全部取ってますか?

「今年も有給余らせちゃってもったいなかったな」
「有給買い取ってくれたらいいのにな」

なんて声をよく耳にしますよね。

なんとなく損をしているのはわかっていても、結局まわりの空気を読んで有給を捨ててしまっている人は要注意です。

自分の時間のほとんどを役所のために捧げてしまえば、役所に依存した生き方になってしまいます。

定年後には、特別なスキルが身についていないために、低賃金で働かざるを得ない状況になってしまうのです。

将来を見据え、休みをしっかり取って、役所のためではなく自分のための時間をつくって自分磨きをしましょう、という話です。

市役所職員の休暇制度

公務員には、年次有給休暇のほかにも夏季休暇や育児休暇、看護休暇、研修休暇など、いろいろな休暇制度が充実しています。

有給は年間20日間取得できます。取得しきれなかった分は翌年に繰り越しができるので、年間最大40日間取れます。

私は退職の時にこの40日間を一気に取得して、2か月くらい不労所得で生活していました。この年金生活のような期間が最高に楽しい!

市役所職員の有給取得率

総務省の調査結果によると、地方公務員の平均取得日数(平成30年度)は年間11日とのことです。

平均すると、年間20日のうち9日も捨てている計算になりますね。これはもったいない!

有給を活用して将来のリスクに備えよう

若手職員でも給与を日給換算すれば、1日1万円くらいになります。つまり9日×1万円=9万円のただ働きをしているわけですね。

もうひとつ見方を変えて、年収300万円の人をモデルに、有給9日取得して年間241日勤務で300万円稼ぐのと、有給を取らずに年間250日勤務で300万円稼ぐ場合とで時給を比較してみましょう。

年間241日勤務 →時給1,556円 日給12,448円
年間250日勤務 →時給1,500円 日給12,000円

日給にして448円もの差がついてしまうものなんです。

毎日「ほっともっと」の弁当が買える金額の差ですね。

今後は、公務員でも終身雇用が崩壊する可能性がありますし、定年まで勤めたとしても、退職金や年金は今の水準を大きく下回ることは確実です。

人生100年時代といわれる中で、スキルなしで定年を迎えるのはリスクが高すぎると思いませんか?

有給をしっかり消化して、今のうちにスキルを磨いておきましょう。

趣味がスキルにつながるのが一番ですね。ブログとかプログラミングとかブログとか、あとブログなんかもいいです。

休むと迷惑がかかる?

有給を全て消化しないのは

「休むと周りに迷惑がかかる」
「取れる空気ではない」

という理由がほとんどでしょう。

ハッキリいいますが、もっと自分のことを優先したほうがいいです。
他人の目をいくら気にしたところで損をするだけですよ。

それに、自分が思うほど他人はあなたのことを気にしていません。
周りの人に聞いても「人が休みを取るのは気にならない」という意見が多いです。
日本人の有給取得率が世界的に見て低い数値なのは、こういった人の目を気にしすぎる国民性があるようですね。

他の理由として多いのは

「休んでも自分の仕事を誰かが代わりに処理してくれるわけでもないので、休み明けの負担が増える」

まあ、もっともな意見ですね。

ですが、国民の祝日のように

「この日は自分にとっての祝日だ」

と決めてしまえば、休む前提でスケジュールを組むことができます。

それに、休んだ分の仕事は朝30分早く出勤したり、昼休みの時間を活用することで十分挽回できます。
なんだったら休み中に家で仕事をするのもアリでしょう。(もちろん個人情報のないものに限りますが)

有給取得時に理由を言ったほうがいいか?

「有給を取るのが気まずくてなかなか言い出せない」
という人は多いです。

そこで、スマートな有給取得アナウンスをご紹介しておきましょう。

ダメな例

「申し訳ございませんが…金曜日に子どもの用事でお休みをいただいてもよろしいでしょうか?」

はい、よくありがちな間違いですね。

まず有給の場合、突発的な休み以外で休む理由は言う必要ありません

このように「子どもの用事」と言ってしまうと、周りの職員に

「子どもがいない私は休んではいけないのか?」

と思わせてしまう恐れがあります。

聞かれた場合は話してもいいですが、言い訳から入るのはNGです。
職場全体に休みが取りづらい雰囲気を作ることになるので気をつけましょう。

いい例

「金曜日にお休みをいただきます!いつもありがとうございます!」

ポイントはさわやかな笑顔で宣言することです。
休むことは既成事実であり、入庁する前から休みが入っていたかのように堂々と言い切りましょう。

そして、謝罪の言葉よりも感謝の言葉で締めくくるのがベストですね!

初めは難しいかもしれませんが、慣れてくると罪悪感がなくなっていきます。

逆にあなたが同僚から言われたらどうでしょう?
「OK!ごゆっくりね!」とすんなりと返しやすいのではないでしょうか。

まとめ

・公務員でも将来安泰とは言えないので有給を消化してスキルを磨きましょう
・休みが取りづらいのは周りの目を気にしすぎ。自分が思うほど他人は気にしていません

今回は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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