こんにちは、オサムです!
・コーヒーショップやカフェで働いている人で、コーヒーの資格を取りたいと思っている人
・コーヒーが好きで、もっとコーヒーのことを知りたいから勉強ついでに資格も取りたい、という人
こういった人向けの記事です。どんなコーヒーの資格があるのか、参考にしてみてください。
なぜ資格を取るのか?
コーヒー関係の資格は、現在19種類ほどあります。公的な資格はなく、全て民間の資格です。
私は現在、コーヒーショップを開業するためにコーヒーのことを勉強していて、こうしたコーヒーの資格があるというのを知りました。
正直なところ、開業するのに資格を取る必要はないと思っていて、実際に開業してみてから試行錯誤するのが一番効率的だとは思います。
ですが、私はブロガーでもありますので、ネタになるのなら何事も経験しておきたいのです!それに、お客さんと話すネタにもなりますしね。
というわけで、まずはどの資格を取ろうかと考えて、コーヒーの資格を難易度別に整理してみました。それでは、見ていきましょう!
超カンタン?勉強することが目的の資格
コーヒーソムリエ
日本安全食料料理協会が認定する資格。受講料は10,000円(税込)。通信講座を受講してから、在宅での試験を行うという流れです。
在宅での試験ということで、答えを調べながら回答すれば、誰でも合格できそうです。
そう考えると、資格を持っていても「コーヒーに詳しいんですね!」というよりは「コーヒーに興味あるんですね、ほほぉ…。」という感じですよね。
ただ「コーヒーソムリエです!」って言うと、なんかスゴそうには聞こえます。
内容としては、コーヒーの種類や豆の選び方など、コーヒーを趣味として楽しむための知識が得られます。
コーヒースペシャリスト
オンライン通信資格サービスの「formie」が認定する資格。受講から試験までをスマホだけで完結できるのが特徴。
コーヒーソムリエと同様、合格することよりも勉強すること自体に意味があるんでしょうね。あと、「コーヒースペシャリスト」っていうザックリとしたネーミングがなんか利便性高そうですね。
受講料は38,000円(税込)。カリタの全自動ミル「ネクストG」が買えてしまう金額設定なのは強気ですね。
ただ、オンラインで全部学べるというのは、手軽に始めやすくていいと思います。
内容としては、コーヒーの知識だけでなく、ラテアートなどの技術も学べるようです。
カーサバリスタ
日本能力開発推進協会が認定。通信講座を受講して在宅試験という流れ。
受験料自体は5,600円(税込み)と手頃ですが、受験資格として、「資格のキャリカレ」が運営する「コーヒー&紅茶カフェマスターW資格取得講座」を修了する必要があるとのこと。
そして、この受講料がなんと76,000円(税別)!
サイフォンやらケトル、ペーパードリップセット、ティーポットなどのアイテムが山ほど付いてきます。
内容は、コーヒーに関する知識のほか、コーヒーの淹れ方やデザインカプチーノの技術が学べます。他にも開業やスイーツに関することなど、幅広い内容です。
学習期間は4ヶ月。エスプレッソマシンが必要で、自分で淹れたコーヒーの写真を提出する、という課題があります。
値段設定から考えると、コーヒー初心者の白金マダムが、趣味で始めるのに適しているように思えます。
コーヒーコーディネーター
日本創芸学院が認定。試験はなく、通信講座を修了するだけで資格が取得できます。
コーヒー豆の知識から、焙煎・抽出方法まで学べて、エスプレッソやラテアートの作り方、カフェ開業ノウハウも身につくとのこと。
受講料は64,000円で、テキスト4冊・DVD3巻のほか、コーヒー実習用セット(ドリッパーや電動ミル、コーヒー豆など)が付いてくる。課題提出(学科4回、実習4回)あり。
カーサバリスタほどではないけど、やっぱり高いと感じてしまいますね。それに、ネット動画がこれだけ普及している時代に、テキストとDVDでの学習というのは使い勝手が低いと思います。
少し勉強が必要な資格
コーヒープロフェッショナル
UCCコーヒーアカデミー(東京と神戸に校舎あり)に通学して、ベーシックコースからプロフェッショナルコースまでの全課程修了後に受験可能。ベーシックコース受講料20,000円、プロフェッショナルコース受講料60,000円、受験料5,000円。(全て税込)
講座では、コーヒーの知識のほか、様々な器具での抽出技術の修得、ブレンド製作を行うようです。試験は、試験会場での筆記・実技試験あり。
同じ目標を持った人と一緒に学べて、講師に直接質問できるというのはいいですね。人脈も広がりそうです。
コーヒーインストラクター2級
全日本コーヒー商工組合連合会が認定。コーヒーの対面販売に従事する人に求められる基礎的な知識と鑑定技術が求められます。
講習会に参加した後、学科・実技試験を受験する流れ。費用は教本込みで36,510円(税込)。
合格率は85%とのこと。コーヒーの資格の中では一番メジャーなようで、これまで1万人以上が受験しています。
それなら私も受験してみよう!ということで、先日申し込んだのですが、コロナの影響で延期となってしまいました。残念!
ちなみに、教本は1級と兼用のもので、2級部分だけなら30ページくらいしかありません。ですから1週間程度の勉強で十分だと思われます。
プロ向けの資格
最後に、プロ向けの資格についてもサラっと紹介しておきます。
コーヒーインストラクター1級
コーヒーインストラクター2級合格が必須要件。合格率30%程度。費用は52,000円(税込)。
コーヒーのプロとして携わる仕入れや販売、製造などさまざまな分野の業務で必要な知識が求められます。
コーヒー鑑定士
コーヒーの資格で最難関とされる資格。コーヒーインストラクター1級合格が必須要件。合格率3%程度。費用は164,000円(税込)。
商品設計・生豆鑑定・品質管理の3教科による講習会と検定試験を行う。
全国に50人もいない。まさにプロ中のプロって感じですね!
コーヒーマイスター
日本スペシャルティコーヒー協会が認定。コーヒーの歴史やスペシャルティコーヒーの知識、抽出技術や健康との関係まで幅広い内容。
受験資格は、日本スペシャルティコーヒー協会の会員であることが要件。個人でも10,000〜30,000円の会費を払えば会員になれます。
ほかに、専用テキストで自宅学習+実技講習会(座学とカッピング)を受講する必要があり、受講料は39,000円(テキスト・実技講習料・税込み)。3年ごとに更新が必要。
合格率は80%前後と高いけど、内容は割とマニアックです。
アドバンスド・コーヒーマイスター
コーヒーマイスターの上位版。認定バッヂがもらえるようです。
受験資格は、コーヒーマイスターの有資格者であること。さらに講座と実習を受講し、試験に合格すると認定される。
Qグレーダーコース
こちらも日本スペシャルティコーヒー協会の認定。コーヒーの評価のプロとして、必要な味覚や嗅覚が備わっているかどうか、コーヒー評価に必要な知識・技能を習得しているかが試されます。
6日間連続の研修・試験に参加することになるようです。
JBAバリスタライセンス
日本バリスタ協会が認定。バリスタとして働いていることが受験資格。JBA認定校で2日間のスクール受講の後、ライセンス試験を受験する流れ。費用はトータル7万円ほど(レベル1)。
主にエスプレッソの抽出に関する知識や技能が問われます。
また、スキルレベルによってライセンスレベルが3段階に設定されています。
CSP(コーヒースキルズプログラム)
SCA(スペシャルティコーヒー協会)が実施している世界的な資格制度。2018年に日本に上陸。
世界的に信頼性と知名度があるため、世界で活躍したいという人にはいいですね。
費用は20万円超えと高額ですが、世界ですからね!世界!
まとめ
コーヒーの資格って、把握できないくらいの数がありますね。日本人って本当に資格が好きな国民なんだなーと改めて感じます。
ただ、コーヒーショップで働くアルバイトにしても、経営者にしても、資格は必須要件ではありません。取りたい人だけ取ればいいんです。勉強するだけならネットで無料でできますからね。
私はブログや話のネタとして、コーヒーインストラクターの資格を取る予定ですので、いい結果報告ができるようにがんばります!
以上で終わりです。
ありがとうございました!