公務員

コミュ障でも市役所職員になれる?公務員にコミュ障が多い理由

こんにちは、元市役所職員のオサムです!

人とうまくコミュニケーションがとれない、いわゆる「コミュ障」の人は、就職するのが人一倍不安になると思います。

「職場になじめないんじゃないか」
「嫌われるんじゃないか」
「首になるんじゃないか」

と心配する気持ちはよくわかります。僕もそうでしたので。

僕が勤めていた市役所という職場は、軽いコミュ障の人なら問題なく務まります。

気休めではなく、本当にそう感じるのです。事実、コミュ障の僕でも17年間勤めてきたわけですから。

そこで、今回は市役所職員を目指すコミュ障の人向けの処世術について解説していきます。

コミュ障の特徴

コミュ障といっても軽度な人から重度な人までいるわけで、重度の人はあいさつでさえまともにできなくて、引きこもってしまうレベルです。

重度なコミュ障の人はすいませんが、いきなり市役所で働くことは難しいと思います。就活の前にカウンセリングを受けることをオススメします。

今回の記事の前提条件としては、軽度〜中度のコミュ障の方です。少なくとも面接試験は突破しないといけませんからね。

具体的にいうと、市役所職員として十分仕事をこなせるレベルのコミュ障というのは次のような人です。

・自分の話をするのが苦手。いつも聞き役に徹している。
・事務連絡や仕事の話ならできるが、とりとめのない雑談をするのは苦手
・会話が続かない。話を広げることができない。
・ネガティブで自分に自信がなく、人と積極的に関わることができない

社会人は適度な距離感があるのでコミュ障でも生きやすい

高校生や大学生の頃はコミュ障の人にとって辛い時代ではないでしょうか。若いうちは群れますからね。

コミュ障の人も無理してグループの中に入って、ストレスのたまる生活を送ることになります。

一人になりたいと思っても、休み時間や放課後、学校行事の時に浮いてしまうのが怖いんです。

なんか「一人」=「悪」みたいな風潮があるんですよね。

授業中はまだいいんですけど、学校ってフリータイム的な時間が多いじゃないですか。それでいて学校の外に出てはいけないっていうね。我々コミュ障にとっては居心地が悪い環境です。

早いとこ学校教育制度を変えた方がいいと思いますね。こんなのオオカミの檻の中にチワワを放り込んでるようなものですよ。

やがて社会人になると、お互いに適度な距離を取るようになるので、一人でいても違和感がありません。

勤務時間中は、仕事さえしていればいいんです。雑談してたら逆に怒られますからね。雑談して怒られている人がいると、軽めのガッツポーズ出ますよね。

コミュ障からすると、雑談するよりも仕事をしている方がはるかに楽なんです。一日中、雑談をしなくてもやり過ごせることは多いので、僕は社会人になってからの方が断然過ごしやすかったですね。

市役所には軽度のコミュ障が多い?

「それって組織としてヤバくね?」って思われそうですが、決していい加減な話ではないです。

市役所に限らず、公務員を志望する人って「安定・安心」を求めているんですよね。

つまり、性格的には慎重な人が多いわけです。僕も実際に周りの人たちと接していて、「そこまでしなくても」っていうくらい慎重に仕事を進めている人が多かったですね。

慎重な性格というのは、内向的な人の特徴でもあります。

だからコミュ障の人にとっては、同類が多くて働きやすい職場と言えます。

逆に広告業界のような職場だったら、自分に自信のあるリア充がウヨウヨいそうです。コミュ障の人にとっては、出勤するだけでも地獄ではないでしょうか。

やっぱり、職種によって人の特性が偏るというのは言えると思います。

コミュ障でも人嫌いとは限らない

一方、「コミュ障だったらSEとかプログラマーとか、一人で働けるような職業の方がいいんじゃないの?」と思う人もいるでしょう。

厄介なことに、コミュ障って人と関わるのが苦手でも結構な寂しがり屋だったりするんですよね。

自分が話しかけたり、話しかけられたりはしたくないけど、周りに人がいる環境が好きだったりします。

家に一人でいるよりもカフェで本でも読みたいという感覚ですね。

そういったタイプの人には、市役所は最適な職場環境と言えるかもしれません。

コミュ障は職場でどのように振る舞えば良いのか

上司や同僚、部下に報告・連絡・相談することは、社会人として避けては通れないものです。

話すことが苦手なら、なるべくメールを使うのがいいでしょう。

「作業を中断させてしまうのは申し訳ないので」という言い訳ができますし、後で言った言わないの問題にならないので便利です。

「近くにいるんだから直接言ってよ」と言われたからって気にすることはありません。

急ぎの場合ならまだしも、直接口頭で言うことに合理性はありません。そして、最初から「この人はメールの人」という印象を与えておけばいいのです。

人間関係を円滑にするために、「メールの内容でわからないことがあったら、遠慮なく聞いてくださいね」というような内容を文面に加えておけば完璧でしょう。

また、「大人数で行う会議の時に発言できない」と心配される方もいるでしょう。

でも僕の経験上、積極的な発言が求められる会議というのは少なかったです。

そもそも今の時代に、顔を突き合わせて話し合わなければならない会議なんてほとんどないですからね。あっても管理職の人たちくらいでしょう。

あとは、会議を開いた、という実績作りのために、形式的に開かれているだけだったりします。

だからコミュ障の人で、会議での積極的な発言が出来ないとしても、大きな問題にはなりません。

それよりも、メールでのマメな事務連絡ができれば、十分に評価されるでしょう。

最後に

コミュ障であっても、周りに流されずに自分の強みを活かせれば、大きな戦力となります。

「自分にはどうせ無理だから」とあきらめることはありません。

適性なんて、やってみなければ分からないものです。

以上で終わりです。

ありがとうございました!

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